なぜ最初に文法書を勧めるのか ~ くもんの中学英文法

マップの推奨からいきなり外れて恐縮ですがまず最初に購入するなら「くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで」をオススメします。

 

瞬間英作文のための英文法

音読パッケージと瞬間英作文が「英語上達完全マップ」の柱のはずなのに文法書を買うのはなぜか。

私も実は瞬間英作文から始めました。にも関わらずこの本をおススメするのはその瞬間英作文のためです。

瞬間英作文も最初の中1レベルであれば高校英語を人並みにやった人なら文法自体は簡単に感じるはずです。
(もちろん文構造が簡単だからといって瞬時に英作文が出来るかは別問題ですが)
ただ瞬間英作文もだんだん、特に中二レベルになると「他の言い方もできるのになぜこれが正解なのか?」、
もっとひどい場合は「このプログラムまるごと自信がない。結局解答を暗記するだけになっている。」ってなことに最悪なります。

「やってみた」でもオススメされてる瞬間英作文の定番「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は、
書籍版にもほんの少し、アプリ版になるとまったく解説などは付きません。
「和文→ポーズ→英文」付き音源は便利ですが「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は文法を教えてくれる教材ではないのです
(もちろん文法のトレーニングにはなります。)


文法書をリファレンスとして使う

ですので「文法書なんて大っ嫌い。いきなりモチベーション失いたくない!」という方も騙されたと思ってこの本を買っておくといいです。
別に頭から完璧にする必要はなく、瞬間英作文で分からない・苦手なプログラムが出来たらこの本でリファレンス的に調べるのです。
「willとbe going toの違いってなんやねん」とか「who疑問文の現在形って動詞にsつけるんだっけ?」みたいな疑問が出たらすぐにこの本を引く。
幸いどちらも中学英語の文法をターゲットにしてますので該当の章はすぐ見つかります。
英作文中に生まれた疑問はなるべくやってる最中に潰すのが効果的だと思います。

もちろんやる気のある人であれば一度軽く通読しておくことをオススメします。
私の場合ホントに流し読みでしたので一回目の通読は合計しても5時間ぐらいでした。
これなら一週間もかからずに読み終えることが出来ると思います。
一度に覚えられるものでもないですしなるほどこんな文法中学校の頃習ったなと思い出すぐらいで構いません。
一度通読することで瞬間英作文をやる際、今自分が何の英作文を練習していて何に気をつければいいかがわかるようになります。 
そして「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のサイクルが終了したあとにもう一度通読するともう中学英文法は完璧になります。

本書をオススメする学習者層

ただもちろん万人におススメするわけではありません。
以下の解説を知ってたーという人は不要でしょう。

  • There is(are)の後には必ず「不特定」なものが来るので、myやhisなどの所有代名詞やtheやthisなどが付く固有名詞は来ない 
  • 比較級で形容詞の前にtheが来るのはどういうときか。

論理的に説明できなくても「あーあれね」ってこれら文法を知ってる場合、たぶんこの本は読む必要はありません。少なくとも最初には。
特に大学生や大学である程度英語をやった若い社会人の人などはこのケースですね。まだ文法の勘やルールが残ってる。
そういう人はもう実践あるのみで瞬間英作文をガンガンやったほうがいいです。
たぶん「やってみた」のサイトの人もある程度文法の素養があったから「瞬間英作文→文法」の流れだったのではないでしょうか。 
1学年でちょっとあやふやな項目がせいぜい1、2個 なんていう優秀な人は都度ネットで検索したほうが安上がりです。
ただ社会人も10年近く超え久しく英語から離れている人はなるべく買ったほうがいいですよ。
自分はmustの過去形ってあったっけ?とか疑問出ても全く出てこないですもん。

中学英語ですらできない自信のある?方へ

「中学から英語なんて不得意だったし難しすぎるのでは…」と心配している方はぜんぜん平気です。
 なにしろ最初のページはアルファベットとは何か、単語とは何かから解説してくれます。
瞬間英作文がさっぱりという人は通読ではなくガッツリこの本を一度終わらせるのをオススメします。

そもそも机の前に座るのが無理な方へ

最後にくもんの中学英文法を読んで暗鬱な気持ちになった。こんな無味乾燥なお勉強はしない!と思った方。
そういう人は英語学習を最初で止めたほうが傷が浅いので良いのでは無いかと思わんでもないですが、ただせっかく英語をやる気になったのにもったいないのも確か。
気持ちもわかります。いろんな資格学習を続けてきた人は違うでしょうがふつうの社会人が机に向かってお勉強なんてすぐには慣れませんからね。森沢さんも最初は負荷の少なめで短めの勉強時間ではじめて習慣化するほうがよいとも仰られてますし。

で、そういう人には最後の手段としてこちらがあります。

ほんとにどうしても文法書での学習が嫌な場合はこちらをオススメします。
今後紹介するネイティブスピーカーシリーズの大西さんとポール・マクベイ先生が出演してるNHKの番組。
すっごいわかりやすいし英文法に興味も持てますし全ての人に見て貰いたいぐらい。
机に向かう習慣がなくいきなり文法書っていうのが厳しい人もバラエティ番組見る感覚で見れると思います。 
いとうあいこさんもジャスミンも超可愛いし鴻上尚史さんおもしろいし。 見てるとモチベーションが上がるのも高ポイント。
私なんてaとtheのどちらを使うか迷ったときはジャスミンがスポットライトに照らされてる番組の1シーンが自然に脳裏に浮かびますからね(笑)。
もちろんこれじゃなくても大西さんの書籍に全て載ってる内容なんですが、テレビだから出来るいろんな演出が見れて素晴らしい番組です。まさにイメージとハートで感じる英文法。
タイムスリップして中学生の自分に見せたい。無理ならば子供が出来たら絶対に見せたい。

NHKには言いたい。受信料払ってるんだからもっと安くしろ。いや出演者の豪華さや番組のクオリティから言ってもパッケージだとこの値段は仕方ないか…でも…。

こういうのこそNHKオンデマンドで再配信するべきだろ!!!!!

値段がね。現実的な話で言うと金に物を言わせて楽できるんなら出すっていう中年に差し掛かった社会人ぐらいしか気軽に買えないよね。(もちろん私のことです。全部持ってます。でもくもんの中学英文法もやったよ。)

ただ大西さんの書籍(DVDではない)はこの後も使いますが、こんな神番組で勉強できるのはこれっきりです。
この番組で英文法の基礎の基礎を学んで興味を持ち机に向かう勉強へのモチベーションを学んでもらうと。
結局は机の前に座ってやる座学ってのは避けれられませんから残念ながら。

まあそのリトマス紙のためにもくもんの中学英文法は買ってください。
DVDに逃げようが中学英語を学ぶならリファレンスとして使いますから。 


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