いつやるの? ~ ネイティブスピーカーシリーズ

今回紹介したいのはやってみたの人も紹介している本なのでもうお馴染みの方も多いでしょう。
わざわざ書かなくてももう持っているという人も多いのではないでしょうか。
これです。

 

やってみたの人も内容には触れてくれていますし、Amazonを見ていただければ売れてる本だけあってレビューも豊富です。
私も2冊とも買いました。

著名な作者による定番の教材

結論から言いますと2冊ともいい本だと思います。
英単語イメージハンドブックについてはまず圧倒的にお得です。著者のお二人はネイティブスピーカーシリーズを書かれてるのですがそれの集大成とも言える本。
この大西泰斗さんとポール・マクベイ氏の共著はすごい数があるのです。



ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく
ネイティブスピーカーの英会話―英語の感覚が身につく
ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉
ネイティブスピーカーの英語感覚―ネイティブスピーカーの英文法〈3〉
ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞 (Native speaker series)
ネイティブスピーカーの単語力〈2〉動詞トップギア (Native speaker series)
ネイティブスピーカーの単語力〈3〉形容詞の感覚 (Native speaker series)

とここまで来て最後に上で紹介したネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力に続くわけですね。
これ研究社から発刊されているネイティブスピーカーシリーズに絞ってこれだけです。他社のも合わせるともっとあります。
これ全部読破するのは学生など有り余る時間を持て余しつつ、英語学習のためなら出費は厭わないという社会人の財力を兼ね備えなければ無理でしょう。
そんななか英単語イメージハンドブック は既刊の書籍の総まとめ的な位置づけです。一冊ですべての内容に一応触れてくれているらしい。太っ腹。もちろん解説の量とか減らしてるんでしょうが。 
※この後に一億人の英文法という本が出ています。これがもっと総集編的ですね。なんせ700ページ近いボリューム。

侮れない中学英語とイメージによる学習

一応読んだ人間として解説しておきますとネイティブスピーカーと言っても難しい解説ではありません。
取り上げられるのは動詞ならhave,go,look,hearなど。文法も中学英語と言ってもいいでしょう。
じゃあなぜ読むかと言うと辞書・単語集・文法書などでは得られないイメージを掴むためです。
aとtheってどういうときにつくのか。なんでI go to a schoolじゃなくてI go to schoolなの?
みたいなことは文法書ではあまり納得の行く答えは返って来ません。
またlistenとhearの違いって?「聞く」でしょ?lookもseeも「見る」でしょ?とかね。
こういうのを凄く平易な言葉で読み物として面白く解説してくれています。
あとこの本が素晴らしいのは例文が非常が非常に生き生きとしているところ。
特に瞬間英作文なんかで英語に訳しやすい機械的な日本語を日々見てるとはっとするほど。
あーなるほどこういう風にネイティブは中学英語を使いこなしてるんだって惚れぼれします。
The guy with a flashy red T-shirt on is Ken.
ケバイTシャツを着てるのはケンだよ。
こんな例文、辞書や文法書じゃ見られませんものね。
  • 注)この本に出てくる表題の単語や文法は平易ですが例文のレベルは高いです。正直見たこともないような単語が出てきます。文法も現在完了や関係代名詞なども「お馴染みの」などと紹介されちゃうレベル。いくら解説対象が中学レベルだとしても英語の勘がある程度出来てないとかなりツラいです。

また英語が苦手な人に多い「英単語=日本語」に出来るという病気に対しての特効薬にもなるかもしれません。

bringは「持ってくる」って意味なのに「I could not bring myself to believe it.」で「どうしてもそれを信ずる気になれなかった。」っ訳か。
あ、辞書にも「〈…する〉気になる」って意味が載ってる!覚えなきゃ!
ってなことが英語の苦手な人にはよくあります。でもbringのイメージが出来てればこんなの覚える必要ないです。
暗記力が並外れた人でこんな無限にも見える覚え方が出来る人でもおすすめはしません。
ほぼすべての単語を網羅してるWEBの機械翻訳が不自然な訳になるのと一緒。イメージを掴まなければスピーディに英語を処理できないから。
この手の人って英語初学者にわりと多くいます。
参考:Ayumingpeko の 英語部屋  : ターゲット病は可哀想だった 
たぶんこの本をちゃんと理解すればその手の病気は完治するでしょう。

いつやるの?今じゃないでしょ!

あともう一点強調したいのはこの本を始める時期です。私は恥ずかしながら以前紹介したくもんの英文法の先にネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力をやり始めてしまいました。いや絶対基礎とか書いてあるから…。
もちろん大西さんの軽快な語り口で楽しめはしました。けっこう納得もした気がする。
で読み終わって二ヶ月ほど経つんですが一切覚えていません。当然本に書いてあったことが役にたった覚えもない。

なぜかというとTOEIC500点もないレベルで常日頃英語に接してない人間には早すぎたのではないかと思います。
英語を「言葉で暗記するのではなくイメージで覚える」いい言葉ですがまったく英語に触れてない人間からしたら結局英語のイメージを暗記しなければならなくなるだけだからです。
最近、英文法絶対基礎力を再読、英単語イメージハンドブックを読み始めましたがもうまったく定着度が違います。

書かれてるイメージが日頃やってる瞬間英作文で疑問に思っていることと直結するから。
例えばhaveは「位置のイメージをあらわす」単語で「持つ」ではないと言われても「I had dinner.」「She’s having a baby in April. 」みたいな文を散々訳してるわけですから暗記するまでもなくストンと入ってくる。
そして読んでから瞬間英作文に帰ると「予定です」という日本語でも「あ、ここはwillじゃなくてbe going to」のほうがよさそうだなみたいな考えが自然と浮かんできます。まさに好循環。

ですのでここからが初学者の初学者のためのアドバイスなのですが、この本に手を出すのはある程度学習が進んでからにしましょう。
絶対に最初に手を出さないこと。 あんまり漠然と言ってもあれなので具体的に言うと瞬間英作文の一周目が中3レベルにさしかかったぐらいがちょうどいいでしょう。大体初学者だと100時間になるかならないかぐらい。もちろん下地がある人はもっと早いでしょう。

お断り

かなり上からのアドバイス調に書いてしまったのでお気を悪くした方もいたかもしれません。
別にTOEIC900点達成した実績ある上級者でもないくせにと。
でもこういう情報って上級者は気にしないもしくは分からないものではないかと思います。英語教育を専門にされてる方などは別ですけど。
同じ教材なのにやる時期・目的によって全然効果が違う。これは初学者が初学者のうちに書き残さないとわからないものだと思うのです。
ですのでちょっと断定口調で書いてみました。(いつもか)まあこのブログはそういう趣旨ですので。

それでは。


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