音読パッケージについて語ってみる ~ 後編

前編の続きです。
以下の2冊、主にみるみるの実践方法について。

リファレンスを活用しよう

よくあるレビューや感想で日本語訳が直訳的過ぎる、文法や単語の解説が少ないとかがあります。

直訳に関して

まず直訳に関してはいまパラパラめくって適当に抜き出すとこんな感じですかね。
Spending time with them gives me great joy and refreshes me.
が「彼らと時間を過ごすことは私に大きな喜びを与えてくれ、私に気分転換させてくれます。」
になってるみたいなとこのこと言ってるんでしょう。確かに翻訳本でこの訳なら嫌かもしれませんね。
「ぼくはあの子たちと過ごすと幸せを感じ新たな気分になれるんだよ。」ぐらいの訳は出来るっていうか適当にすいません今私が訳してみました。
でもこの本読むときに日本語訳見ることってありますか?ほとんどありません。一回目にちょっと訳を確認するのに見たぐらい。そういうときは変に意訳されるよりストレートに直訳してくれたほうがどの単語がどこにかかってるかなどがわかりやすいです。
あと日本語訳を音読するわけではありません。上記の例文で言うと無生物主語っていうんでしょうか。
日本語でも見ないことはないけど私が訳したように人が主語になる方が自然だし多いでしょう。
ただこういう無生物主語の若干不自然な訳を初学者はします。それが音読を繰り返すうちに英文が日本語での意訳のように肉体的に入っていく。この過程が大事なのだと思います。
こなれて自然な日本語訳を見せられるのは端から答えを見せられるようなものではないでしょうか。


解説について

で、文法や単語の解説に関しても同じです。辞書を引きましょう。
私はそれに加えて やってみたの中の人 の仰ってる通り 英単語イメージハンドブック を辞書代わりに使っています。私の場合は後半からはForest一億人の英文法 と 語源中心英単語辞典も加わりました。

まずわからない箇所があれば基本は辞書です。基本です。これは音読など関係なく全ての教材でそうでしょう。
次に基本単語や前置詞などの場合。makeとかhaveとかtakeとかatとかofとかinとか。
そういう場合は英単語イメージハンドブックもしくは一億人の英文法を引きます。やってみたの中の人の言葉を借りますと『文構造ではなく単語単位で「なぜその単語なのか?」を突き詰める感じで。
一周目からそんなに完璧にはなりませんから最初は明らかなものだけで。だんだんaとtheと複数形がなぜ使い分けられてるのかとかが気にしましょう。主要な単語や文法は調べて飽きかけてる三周目ぐらいからかな。
そして時制や受け身、完了形の用法など明らかに文法規則の場合はForestか一億人の英文法を引く。
2周目以降に覚えきれないなどの単語は語源中心英単語辞典を引きなるべく記憶に止めるとともに語源パーツや同じ語源パーツの言葉も意識するようにします。

こうやって書くと凄い時間を精読に当ててるように感じるかもしれませんが長くても5分10分ですのでご心配なく。わからない、しっくり来ない、サイクル回してるうちに気になった点などをちょっと調べるだけですから。
漫然と辞書も引かず付属の少しの解説だけで流すのはオススメしません。
私のように本を何種類も買う必要は無いかもしれませんが辞書ぐらいは絶対に引くべきです。

そんな親切な解説はこういう形式の教材ではこれからも期待できないでしょう。
流れもない短い一つの例文を解説する形式の本なら可能かもしれませんけど。
どうせ音読パッケージのトレーニングときは発声の関係上、家で行いますよね?
ならば持てる限りのリファレンスを活用しましょう。そして一冊の本からなるべく多くのものを得ること。
そうすることにより総合的に英語力も上がるし音読した内容が肉体化されるのだと思います。

効率的にリピーティング

ちょっと褒めすぎた気がするのでこの本の欠点について触れておきます。
たぶんポーズのタイミングですが意味や文章のリズムではなく音声的に切りやすいところで切ってます。
レビューでよく見る「後になるほど簡単じゃない?」みたいな感想は半分あってるかも。
後になるほどって言う訳じゃないけどポーズのタイミングがばらばらで不可思議な点があります。
長すぎるだろ!って思うときや「Boy」だけ?みたいなときも。あと明らかにthatみたいな関係代名詞などで意味が切られるポイントがあるのに別の箇所で分割されてるのでポーズで分けると意味が通らないとこなど。
まあそれほど大量ではないですがこれははっきり欠点と言えます。
これは我慢するしかありません。

で、リピーティング方法なんですができるだけ操作性のいいプレイヤーを使いましょうということ。
私は最初iPhoneを使ってましたがスピーカーがちゃちいのとテキスト持ちながらだと小さなサイズがめんどくさいのとスピーカーがショボイのでPCに切り替え。
次にiTunesを使ってましたがどうも操作性がよくない。巻き戻しとかが非常に煩わしいんですね。
テキスト見ずのリピーティングの際にまずワンフレーズ流れた、ちょっとわからない部分が、じゃあテキスト見るではさすがにもったいない。
何回かそのフレーズを聞いて1番目のリピーティングはしたいのですがマウスで巻き戻しとか苦痛。
その他Windows Media PlayerとかVLCメディアプレイヤーとかいろいろ試したんですが最終的に落ち着いたのがGOM PLAYER
ってのです。もちろんフリーソフト。

最近のフリーソフトはウィルス対策ソフトとかツールバーとかゲームとか付いてますけどそういうのはインストール時にチェックを外す感じで。(まあ欲しければ入れればいいですが)
利点はもう一つだけ。秒数指定巻き戻し。←キーで5秒戻るってのが設定出来るんですね。
これが音読パッケージのワンフレーズの長さとだいたい合う。8割ぐらい。あとの2割は長めなので2連続で押せばいいだけです。
そうすれば一回で聞き取れなかったやつを聞く。2,3回聞いて分からなかったら諦めてテキストを見るという流れ。
一時停止はスペースキー、巻き戻しは←キーなので音読中はこの2つのキーに常に指を置いてる感じです。

高機能で高画質で高音質でってプレイヤーはあるんですがこういう地味な機能は他に見つかりませんでした。
でもたぶんほかも探せばあると思います。GOMはMacでも使えるらしいですがよく知らないし。
あ、私はデスクトップはWinでラップトップはMacBook Airという両刀ですのでどちらの信者でもありません。
ただ外で音読パッケージする機会がないもので…。

サイクル回しの適正回数は?

これが一番の問題です。なぜなら森沢さんが言ってる内容が場所によって違うから。
本家のこの解説 だと音読100回は絶対だし1サイクル目は30回といろんな根拠を出されて力説されてます

わたしが英語を教え始めた時、生徒に私と同じ100回×5サイクルの音読回数を課したのですが、みな途中で根を上げてしまいこれを実際にこなせる人はほとんどいなかったのです。そこで私は100回を80回にしてみましたが、それでも生徒はついてこられません。さらに生徒の要請に従い70、60、50と回数を下げていきました。効果はまずまずでした。ところが回数を下げつづけ、20回になったとき効果ががくんと落ちてしまったのです。回数を30回に戻した時、効果は再び安定しました。それ以来私はミニマムの音読回数を30回に設定しています。
http://mutuno.o.oo7.jp/05_training/05_training01.html

しかしみるみるの前書きによるとどうもトーンが違うのです。みるみるを持ってる方は26~29ページを見てもらえばわかるのですがどうも学習者のレベルによってサイクル数や反復回数を決めて良い感じに書かれてます。
上級者だと最初15回で合計40回程度でサイクル回し終了みたいな書き方です。まあ私は上級者じゃありませんが。
どっちを信じればよいのか。もちろん多くやれば間違いは無いのでしょうがその分貴重な時間を失うことにもなります。
自分の適性回数を超えて音読しても勉強になるでしょうがもっと効果のある教材をその時間に使える可能性だってあるわけです。

結論から言うとみるみる第1サイクルは30回、そして合計で100回の音読をすることにしました。
私のTOEICのスコアは若手のころ会社で受けさせられた300点代です。 もうスコアシートなどは紛失してしまいましたが400点に届かなかったのは確実です。(こないだ点が近かったと思う同期に確認したら彼のスコアは350点だった。)
それから下がることはあっても一切勉強をせずに上がることはあり得ないからです。
なので英語体質を作るという意味で王道の100回コースで。上記の森沢さんの引用部分も非常に説得力がありますし。
なにより意外とサイクルを回すと5週目になっても意外と発見ってあるものですから。文法などを勉強すればするほど。

2冊目以降の考え方など

しかし次の教材は一考の余地はあると思っています。なぜならこのペースで行けばみるみるだけで160時間ぐらいつぎ込むことになる(現状を単純に倍にしたのでそこまではいかないと思いますけどね。)
合計で3冊程度をやるべしと言われてる音読パッケージですがこの分だとちょっとマップの再考をせざるを得ません。
やってみたの中の人の合計音読時間が219時間ということを考えるとやはり多い。
もちろん集中力も若さも勉強密度も劣る私がより時間がかかるのは当然ですが、さすがにそこまで乖離が出ると焦ります。
ですので2冊目ともなるとみるみるの前書きの通りレベルに合わせた反復回数でもよいのではないかと思います。
なんせ森沢さん自身が書いておられることですから。

2冊めの反復回数の具体的な数や決定方法はいろいろ考えて入るのですが、まだ先の未実施の項目ですのでまたいずれ別途書こうと思います。それでは。


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